それでも恋するノリコ

恋愛ブログではありません!

駆け出しフリーライターの仕事環境をおもむろに紹介

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フリーライターとして生計を立て始めてから早9ヶ月。

突然ですが仕事場(家だけど)の机上をざっくばらんに紹介してみます。

 

⭐️MBA

10月くらいに新調しました。なんか容量盛ったりしたら20万くらいいってしまった。なぜかCommand CからのVの効きが悪い。謎すぎるしとても不便だけど悲しきかな、慣れて来た。バックアップはTime Machineに。プリンターもタイムマシン経由で接続していて、プリンター自体は隣の部屋に置いてあります。

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⭐️周辺機器

・サブモニター

上下で拡張してます。ぶっちゃけもう一個モニターほしい…

 

BenQ モニター ディスプレイ GL2460HM (24インチ/1920x1080(Full HD)/TNパネル)
¥15,970
Amazon.co.jp

・マウス

経験上一年に一回壊れる。私はSサイズがお気に入りです。

 

ELECOM マウス ワイヤレス Bluetooth BlueLED 5ボタン Sサイズ シルバー M-XG4BBSV
¥1,167.-
Amazon.co.jp

 

・スピーカー

音楽仕事するわけじゃなければ十分な性能。別にもう一台winPCがあるんですが、そちらにはYAMAHAのスピーカー置いてます。

 

FOSTEX パーソナル・アクティブスピーカー・システム PM0.1(B)

あれ、もう売ってないのか…

 

⭐️椅子

写真にうつってないけれど椅子はこれ。背の低い(もしくは小柄な)女性は絶対にコンパクトな椅子にした方が良いというブログ記事を読んで一念発起して買ったもの。

 

イトーキ オフィスチェア エフチェア KF340GSM-W9M4
¥44,820.-
Amazon.co.jp

 

⭐️用字用語辞典

違うの置いてるけど、ほんとはこれ買った方が標準的。

 

記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集
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⭐️大辞林 

独立のときに兄がお祝いに買ってくれました笑
いつもこれで調べるわけじゃないけど紙の辞書は読み物としても楽しい。

 

大辞林 第三版
¥8,424.-
Amazon.co.jp

 

⭐️卓上カレンダー

COSMUSICAの記事スケジュールはパッと見てバランスがわかるようにアナログ管理しています。自分のスケジュールは全部グーグルカレンダー。何時から何時までなんの作業をする、とかもgoogleカレンダーに入れて管理しています。サイボウズみたいにして使ってる。

一年使うものだし小さいところからテンション上げていこうと思って今年はかわいいやつ買った。

 

学研ステイフル フランシュリッペ 2017年 カレンダー 卓上 M09047
¥650.-
Amazon.co.jp

 

⭐️文具

・ボールペン

JETSTREAMの0.5mmが最強だしこれ以外使う気が起きにゃい

 

三菱鉛筆 3色ボールペン ジェットストリーム 0.5 SXE340005.15 赤
¥309.-
Amazon.co.jp 

・メモ帳

いくつかあるけど、お気に入りはバーバパパのやつ。モンスターズインクの付箋や、不思議の国のアリスのメモ帳もあります。まあこのへんはほんと…小さな楽しみって感じで。

 

バーバパパ ダイカットメモ
¥410.-
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⭐️美容器具

なんか写真では隠れてるけどこれがある。

 

キュートボディ ピンク
¥1,500.-
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あんまり使わないけど首回りとかリンパのところコロコロするとちょっと気持ち良い。

あと、ミスト化粧水も置いてあるんだけど気に入ってないから、誰かおすすめ教えてください。ぷしゅって吹けるやつ。

 

⭐️おやつ&飲み物

だからデブなのねと納得のラインナップ。一口でパッと食べられるチョコレートは割と常備しているのに加え、お供の飲み物は基本的には紅茶だけど最近はドルチェグストを導入したせいでチョコチーノも頻出。

 

ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2 プレミアム ワインレッド MD9771-WR
¥8,226.-
Amazon.co.jp

 

ドルチェグスト導入を友達に自慢して触れ回っていたら、「家から出ない要因を着々と増やしていくよね」って言われました。わかるー

 

 

ネスカフェ ドルチェグスト 専用カプセル チョコチーノ 8杯分
¥981.-
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⭐️その他デスクにあるもの

・爪切り(考え事しながら切る)

・切手(シールタイプ最高〜だし最近はかわいい切手いっぱいあって、楽しい)

・請求書在中ハンコ(案外便利)

 
¥740.-
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・5年日記(もはや書いてない人の意味がわからない)

 

¥2,471.-
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・黒い綿棒(耳かき大好き。スパイラル型さいこおおおおお)

 
黒い綿棒 2WAYタイプ 200本入
¥216.-
Amazon.co.jp

 

⭐️カッター台

机が緑なのではなく、机の上にでかいカッター台が敷いてあります。なぜって?カッター台を置く場所がなかったからだよ!

そもそもなぜカッター台があるのか?それは私が服飾好きで、布や型紙をすいーっと切っていたからなんですね。今は使ってないのでここに収納されました。

でもこの前たまたま紙を切らないといけないシチュエーションがあって、その場でカッターが使えて便利だったw

 

⭐️右端に見えているものはなに・・?

 猫のベッドです。でもここ、冬は冷えるので絶対に来てくれません(なので今は物置と化した)。夏はだいたい、ここに寝てくれます。幸せです。

 

以上でーす。

2016アフタヌーンティー部活動記録(前編)

こんにちは。

アフタヌーンティが大好きで、アフタヌーンティー部という活動を個人的にしています。ネーミングが安直ですが、要するに定期的にホテルなどのアフタヌーンティを楽しみにいこうというものです。

 

 ■アフタヌーンティとは イギリス発祥の喫茶習慣。その名の通り、「午後のお茶」のこと。

午後3時ごろから6時ごろまでにいただくのが通例で、サンドイッチにスコーン、ケーキをいただきながら、午後のひとときを楽しむ、優雅なお茶の時間。(by Wikipedia、All About)

 

ということでこれまでに自分が行ったアフタヌーンティをさっくりとまとめていきたいと思います。

 

1. オリエンタルラウンジ in マンダリン オリエンタル 東京

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銀座線・半蔵門線三越前」駅直結のマンダリンオリエンタル。地上38階からのシティビューを眺めながら至福のアフタヌーンティーを楽しむことができます。

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(話し込みすぎて日が暮れたよ)

 

★おすすめポイント

・紅茶がカップでサーブされる

ロイヤルミルクティーがいただける

・スイーツはもちろん軽食類もおいしい

 

いいですか、さらっと書いてますが、紅茶がカップでサーブされるということと、ロイヤルミルクティが選べるというのは本当にまじで最高ポイントです。

軽食については、アフタヌーンティーにはかなりの確率できゅうりのサンドイッチが入っているのですが(その由来はめんどうなので割愛)、ここではハムとチーズときゅうりのサンドイッチが本当においしかった。このシンプルなサンドイッチがおいしかったということがその実力を示唆しているかもしれないような気がした。(自分の味覚に自信ない)

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スコーンは小さいので胃が小さい方も負担なく楽しめる。そしておかわり自由なのでいっぱい食べたい人もいつも温かいものが食べられる。しかもおいしい。スコーンはいろいろと好みが分かれるけれどさくさくというよりはもちっとした感じで個人的にすごく好きだった。

本当に自信を持って勧められる。うろ覚えですがだいたい、5000円くらいです。

 

restaurant.ikyu.com

 

2. Motif Restaurant&Bar in フォーシーズンズホテル丸の内

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東京駅に地下通路で直結しているフォーシーズンズホテル丸の内の7階。私はアフタヌーンティーしか行ったことがないのですが、母いわくランチもかなりおすすめなんだそう。

 

★おすすめポイント

・ゆったりソファ

ロイヤルミルクティーと、ホットチョコレート(!)もいただける

 

出ました、ホットチョコレートです。ホットチョコレート大好き。アフタヌーンティーでホットチョコレートが飲めるのは私の知る限りここだけかなと。あとロイヤルミルクティーと、チャイミルクティーが飲めます。

スイーツも軽食もちょっと変り種が出てくるので、普通のアフタヌーンティーに飽きている方におすすめです。私が行ったときはトリュフの香りのポップコーンが出てきたような。あとミニハンバーガーなどもついてくるので、アフタヌーンティーって食べた気にならないんだよね…という方にも喜ばれるかと思います!

 

www.fourseasons.com

 

3. ザ・ロビーラウンジ in リッツ・カールトン

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雰囲気やお味は素晴らしいと思います。苦手なフォアグラを使ったプチムースも、くさみがなくおいしくいただけました。

しかし…

★残念ポイント

・紅茶が一種類しか選べない。そして差し湯。

・なのに高い(割引などがないと8,000円ほどで都内でも最高級)

なんというか、これだけの金額を出すとどこまでのアフタヌーンティーが楽しめるんだろう?ということを知りたくて伺ったのですが、とりあえず紅茶を一種類しか飲めないのでただひたすら同じ紅茶を飲みました。

8,000円あれば高級茶葉をいろいろと買えますので、紅茶を楽しみに行く身としてはつらい。ポットサービス自体は構わないが、せめて飲み切ったら他の茶葉を選べるようにしてほしい。

そしてスコーンにつけられるジャムを選べるのはすてきなポイント。ですが…ずらっと15種類くらいのジャム瓶をワゴンで持ってきて、「どれか好きなものを一種類お選びください」と…。8,000円払ってるのにジャムも一種類かあ…ケチじゃない?

せっかく選べるんだったら2種類とか選べたら楽しいのに。それだったらいっそ選べない方が、そういう邪念も浮かんでこないなあと思いました。

でもスイーツおいしかったな。

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www.ritz-carlton.jp

 

すいません、あと2件書こうと思っていたのですが疲れちゃいました。あと椿山荘とグランドハイアットがあるのでまた後日きっと書きますね。

生きてる!!(雑記)

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🌅明けましておめでとうございます!🎍✨

今朝(1/3)、目が覚めてからガバッと起きて勢いよくリビングに駆け上がって、急きこんだ様子で母に「明けましておめでとう!!!!!」と言ったら

「うん、おめでとう」

とクールに返されました。家族の、私のボケに対する耐性がすごい。

 

2016年は10回くらい本気で死にたくなりましたがなんとか生きてます。そのうちの7回くらいが12月に訪れたので最後まで油断なりませんね。みなさんもゆめゆめ気をつけ給へ。

そして思ったのだけれどやっぱり年末年始は控えめに言っても最高。

みんな休んでるから仕事のメールはこないし、銀行もしまってるからやらなきゃいけないことも「やれない」という状態を強制的に作り出してくれる。世の中が。勝手に。

 

しかも実家暮らし・東京育ちの特権として

・帰省の必要がない

・帰省してくる友人もいない(みんな元から東京にいる)

⇨圧倒的暇!!!

 

ひまひまひまひま!(ゲームで忙しかった)

それでいて兄家族などは実家に顔を出すので張り切った母が高い食材をいろいろ買い込んでいる。しかもおせちは高級なものを買ってある。ちなみに今年はハイアットリージェンシーの和洋中おせち。

 

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正月、いいじゃん🤗
知ってたけど。

 

実はかれこれ2週間くらいネオニート生活をしているので正月休みもくそもないのですが、まあ年越しも普通にネトゲしてて31日だろうが1日だろうが通常営業でハープも淡々と練習しました。

 

それから最近SNSについていろいろ思うところがあるのですが最終的に一番好きなこと書けるのはブログだなって気がつきました。

 

ブログにコメントするのってそれなりにめんどくさいからあんまり人のリアクションが見えなくていいなって。それでいて文字制限ないから語弊なくいろいろ書けるし。

 

でも先日取引先の方に「ノリコさんのブログ読んだんですが、大丈夫ですか?」って聞かれてちょっとこのブログの存在の危うさも認識した。

大丈夫です!

 

 

それはさておき、新年に目標を立てることのあほらしさについて考えています。(またそういうことを言う)

 

普通に考えて、12/31だろうがたとえば7/3だろうが1/1だろうが同じ「一日」じゃないですか。なぜ急に心機一転して、目標とか述べ始めるのか。

 

もちろん、ひとつの節目?として正月を捉えるのってすごく自然と納得できるのでそれ自体に疑問はないのですが、ただ目標はもっとこまめに立てるものだと思っていて。一年というスパンで目標を立てるのってちんたらしすぎだし、それは目標というよりは願望じゃないですか?一年のうちに達成してたらいいな的な他力本願さを感じる。

 

目標に大事なのは具体性だし、たとえば「3月までにこの曲を人前で演奏できるようにする」とかさ。現実的かつ最短のスパンで目標を立てないと意味ないと思います。一年というスパンだとどうしても具体性失うよね。「ハープ上達」とか。なんだそれは。

 

一方で「三食きちんと食べる」とか「無駄遣いしない」とか年間を通してのテーマならすとんと落ちてくるんですけど、とりとめのない目標リストを10個くらい羅列することになんの意味も感じない。

 

こういうこと言ったり書いたりするとすぐ「まあ考え方は人それぞれなんだからいいじゃん」とか言い出す的外れ奴がいるんですけど、私はたまたま、その"考え"を発信しているだけで別に誰かを具体的に糾弾したり貶めたりする意図はまったくないですので。もちろん、個人の自由。何もかもが個人の自由!(殺人を除く)だから私の発言も自由。

 

 

 

そしてどうしてだろう。読み返してみたら、すごく人に嫌われそうな文面だ(奈落)

去年は本当に自分の言葉には気をつけようと身につまされる出来事が多かったけれど、当たり障りのないことをブログで書く意義が見当たらなくて結局こういうふうにむきだしになってしまう。

仕事では散々当たり障りのない表現を身につけたから、その揺り戻しがきてしまうのかなあ…

匿名でブログやツイッターアカウント持つことも何度か検討したことがあるけれど、やっぱり匿名で書いても全然意味がないんだよな…こういうバックグラウンドでこういう仕事をしている人がこういう意見を持っているっていう文脈が自分の中で意味を持ちすぎていて。

 

最終的に、嫌われることに対する耐性をつけていこうということになってくる。黙っていれば悲しい思いもしないのに、ひとりSM状態である。

疲れた

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端的に言って、疲れた!

何にということはないけど疲れた。

 

それで夜中ではあるけれど目的もなく池袋に出てきました。最寄駅を通過するくらいの時間がちょうど終電のつく時間くらいだったと思うんだけど、「土曜の夜に終電で帰ってきました!」って感じのGirlsがなんとも言えない店じまい感を出しながらこの寒空をぽてぽてと歩いて帰っていくものだから思わず見守ってしまった。

 

なんだろうな、今週の営業は終了しました感出てた。一週間を生き抜いた彼女たちが帰っていく家に、彼氏が待っているのか、家族が待っているのか、ひとりなのかわからないけど、どんなお家に帰っていくのかすごく気になっちゃった。なんにせよ、ゆっくりできるといいね。

 

そしてそこから池袋に向かって歩いていくと…まあ終電を逃した人々が途絶えることなく池袋から延々とこの街道を歩いてくるんですわ。この大通りすごい好き。和光方面に住んでる人たちみーんなこの道を延々と歩くんだもん、おもしろい。

 

コンビニの袋持ったおじさん、夜のお仕事っぽい女の人、売れてなさそうなホストっぽい人、仲良く手を繋いだカップル、なぜか笑顔で自転車に乗っていたかわいい女の子、大きく手を振って信号の向こうの友達に「お疲れー!」って言ってた男の人、いろんな人とすれ違ったけど一番印象的だったのは

 

コンビニのところで彼女と待ち合わせてたのかな、仕事帰りふうの男の人がその女性を見つけてパッと笑顔になったのを見たとき。全く知らない人の、「THE 親しい人の前でしか見せないであろう表情」って感じの代物を不意打ちで目の当たりにしてしまって破壊力あった。

 

そんなこんなで池袋について今私は何しているかというと…仕事…と見せかけてブログ…

書くことの息抜きが書くことなんて、おかしな話だと思います。ちなみに手書きの日記も毎日つけているのですがこれまた良い息抜きになるんですよね。

 

そしてこのブログを見てくださる人には高確率で「ブログ見ましたけど大丈夫ですか?」って言われるのでできればもう少しキャッチーなことを書くようにしたいです。それは来年以降心がけたいと思います。よろしく

忘れられないこと

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忘れられないことがある。

 

私が17歳くらいだったとき、医学部専門予備校に通ってたんだけどそこで友達になったHちゃんという女の子が

 

「私は『話し合えば誰でも分かり合える』って思ってるの!」

 

と言ったそのセリフ。10年間ずーーーーっと頭に残ってる。

 

そのときはそうかなぁ、まあ根気のある人ならそうなのかもしれないな、って思ったんだけどそれから10年間いろんな局面があって、そのたびにこの言葉を思い出すんだけど最終的にこの答えはNOなんじゃないか?って思っていて。

 

話し合うっていうか、自分の考えをどんなに一生懸命伝えようと思っても伝わらなかったときってたくさんあるし、逆に相手の話をどう受け取り方を工夫しても自分の中に落ちてこなかったこともたくさんある。

 

それってそれぞれが何十年かの人生の中でずっと育ててきた価値観がそもそも違ったりすると同じ前提のもとで話せないし、多様性をどこまで受け入れるキャパシティがあるのかという話にもなってきて

 

やっぱり根気だけの問題ではないでしょう。と、私は思う。

 

もちろんそのあたりも人それぞれの考え方なんだけど。私が気になるのはいまだにその子が同じ考えを持っているのかということ。その子がこの10年間で考えを変えたのか、それともいまだに「話し合えば誰でも分かり合える」と思っているのか。

 

もし後者だったら、きっと私は嬉しい。私が人生において早々に諦めたことを、まだHちゃんが掴んでいてくれたらいいなあって。

(ネタバレ注意)君の名は。を見たら鬱になってデパスの世話になったはなし

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今日「君の名は。」を見た。ものすっごい恐怖を感じ、そして久しぶりに抑うつ状態になってしまった。

 

同じような感想を抱く人はいないものかと、ツイッターやグーグルで「君の名は 鬱」と検索してもそれらしきものは見当たらなくて

 

今私は心底ひとりぼっちの気分だ。

 

 

私は、自分なりに自分の恐怖感の理由を考えてみた。そしたらあっさり分析できた。(話が早い)

 

 

それは一言でいうと、「彼ら(主人公たち)は片割れに出会えたのに私は一生出会えないと本能レベルで感じた」から。

 

 

私が意図せず死ぬとき、誰も時空を飛んで助けにはこないし、道を歩いていても私を見出してハッとしてくれる人なんていない。私をあんなふうに求めて山道を走ってくる人はいない。私のために村の運命を変えてくれる人なんていない。ということが妙に怖かった。

 

 

だってヒロイン死ぬんだもん…。死んだのに、愛の力でそれを回避したんだもん。でももし私が今隕石にぶつかって死んだら、誰も助けにこないじゃん。

 

 

なんかあの映画は、見ると結婚したくなると言われているらしい。いいなあ、みんな相手がいてw

私はあの映画の後半からもう「私は今隕石が落ちてきたら独りで死ぬんだ」という考えに支配されてそのあと2時間ほどリアルに吐き気と戦ったよ(だからなに)

 

 

でもこの話をしたら、「それはいくらなんでも見方が歪みすぎ」と言われた。確かに、私のこの感想ってストーリーとかあんま関係なくて、なんで入れ替わったのかとか、どうして相手が瀧くんだったのか、あの先輩はなんだったのかとかそういうのどうでもよくて、ただ

 

「圧倒的なつながりを感じられる運命の人的な存在」が自分には一生やってこないという事実だけ衝撃的に迫ってきたというのは、

 

ひとえに自分のコンプレックスによるものに違いない。

 

 

ただこれはね、私が卑屈で「私のことを好きになってくれる人なんていない」と思い込んでいるだけとも言い切れないと思う。

 

だって、「この人と一生連れ添いたい」と思える人が現れたとして、それと、あそこまで圧倒的なつながりを感じられるかどうかは別問題。あそこまで圧倒的につながるために必要なものは、時間とか性格の一致とか愛情の深さではなく、

 

 

多少のおめでたい思考回路がないと無理だと思うんです。

この人だ、この人しかいない、この人が自分の片割れなんだと無心で信じられる、思い込める、そんな精神力が必要だし、しかもそれをふたりとも持ち合わせている必要がある。

 

 

まああれはフィクションだから、かれらは別におめでたかったわけではなく、私たちの知らない何かで結ばれていたわけだけれど、

 

 

要するにああいう結びつきは現実では上記の条件が揃わない限り基本的には起こらない。そんな当たり前のことが、あの映画が美しすぎたせいでえらく悲しく感じたんですよね。

 

 

そういえば今日「君の名は 鬱」で検索して引っかかったはてブが面白かったのでリンク貼っておく。

chomosh.hatenablog.com

主張はこのひと段落に集約されていた。

忘れないように手のひらに名前を書きあおうって流れの中で「すきだ」って書くの完全にサイコパスだし、3年の時間差があることをネット上の日記書いてて気づかないのはどんだけ画面を見てなかったんだとか、そういうのですよ。別にね、都合のいい展開が嫌いなわけじゃないですよ。でも、彼らは本当に物語にとって都合のいいところだけ忘れるし、やってることがアホ丸出しなのになんだかんだ成功してしまうのを見ると、「やっぱりイケメンと美少女ってすげえんだなあ」とかそういう感想になってしまうよ。穿ったオタクとしてはさ。

目線が男性なので私の意見とだいぶ切り口は違うんですけど、自分のコンプレックスが浮き彫りになって鬱になったという流れは一致。

 

あ、なんかこのブログだけ見ると勘違いされてしまいそうなんですが、私はこの映画本当にすばらしい作品だと思いましたし映像も風景も全てが美しくてついにジブリを超える作品に出会ったのかって(私なんかが評価するのもおこがましいですが)思ったんです。

 

 

ただ、自分のコンプレックスが強すぎて劇薬だったという。

景色の美しさも、とにかくありもしない思い出を思い出しそうになるのがこわくてですね。

 

 

あ、あと最後に一点。全く別のことでもすごく鬱になったんです。

 

それは、こんなすごい作品を作れる人がいて、声優さんもRADも最強にすごくて、作画もすごくてストーリーも演出もすごくて、

 

 

私はなんてちっぽけなんだろうとw

 

 

 

ほんとそんな偉人たちと自分比べるなよ、かえって失礼だろ、って話なんですけど、一応クリエイティブのすみっこにいる身として、あまりに巨大な才能を前に立ちすくんでしまった

 

 

私は一生、客席で圧倒される側にいて、舞台の上からの景色は見れないんだなって、思い知ったというか。私はアニメーションを書いているわけではないんですが、あまりに圧倒的だったので、なんだかとても悲しかった。ジャンルを問わず、自分の努力やビジョンの延長線上にあんな人の心を揺さぶる何かが見えてこない。想い描くことすらできない。

 

 

昔は、夢を見れたものですが。今はただ、膝をつくのみ。

 

 

以下2018.1.7追記

 

どれくらい好きかというと、ブルーレイはコンプリート版を買ったくらいですよ。開いたときの見開きのビジュアルが最高だね。Youも買っちゃいなよ

 

「君の名は。」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組
Amazon.co.jp

 

ハタチの頃

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なんだか自分がもう27歳ということ自体にわかには信じられないけれど

ふとしたときに昔のことを思い出してしんみりするなんてこと、それこそ前は考えられなかった。

 

今これからの作業を楽しむためにホットココアをいれたんだけど、しっぽりBGM聞きながらココアを口にしたら突然はたちの頃のことを思い出してしまったんです。

 

はたちって言ったらなんなら昨日のことくらいに思っているけれど、こうしてふっと感覚的に思い返すはたちの私はなんだかとっても遠い存在に感じる。自分なのに、二度と会えない自分という感じがする。

 

19のときわたしは(一つ目の)大学に入ったばかりで、そこは医学部だったので結構多浪の人とかも多くて、12年間女子校で清く正しく育った私には驚くようなことがたくさんあった。

 

2年生になったあるとき、学籍番号が隣の5つ年上の同級生にお家に招かれ(ちなみにそういうことではなく本当にクラスメイトとして)、その人は4年制大学を卒業してから医学部にきていたから本当にコテコテの“おもてなし”を知っている人だった。

 

お家に行くと「前から思ってたけどその靴かわいいね」とすかさずリップサービスが入り(どんな靴だったか思い出せなくて悔しい)、通された間接照明たっぷりのお部屋にはおしゃれなBGMが流れていた。

 

そしてなぜかカクテルグラスがあり、リキュールがいろいろあり、わたしがチョコレート大好きなのを知っていてグラスホッパーを作ってくれた。

 

今でこそそんな家に通されたら若干引いてしまうが、当時の私にはそれなりのカルチャーショックだった。

 

それ以来私も来客のときにはそれっぽいBGMを流せるように用意している。今はYouTubeにお任せだけど。そして電球も白いものではなく電球色(温かみのある方)にして、光量を調節できるものしかつけなくなった笑

一応間接照明も置いてはある。

 

なんだかあの頃はいろんなことがすてきに思えたな。

 

人生を揺るがすような大恋愛もはたちのときにあった。うまくいかないこともうまくいくこともたくさんあったなあ。

 

今も毎日生きるのに必死だけど、きっと10年後には今の毎日が煌めきを放ち始めるんでしょう。

最近たまに「これが人生ってものなのか」と思うときがある。成長したね。