それでも恋するノリコ

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(ネタバレ注意)君の名は。を見たら鬱になってデパスの世話になったはなし

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今日「君の名は。」を見た。ものすっごい恐怖を感じ、そして久しぶりに抑うつ状態になってしまった。

 

同じような感想を抱く人はいないものかと、ツイッターやグーグルで「君の名は 鬱」と検索してもそれらしきものは見当たらなくて

 

今私は心底ひとりぼっちの気分だ。

 

 

私は、自分なりに自分の恐怖感の理由を考えてみた。そしたらあっさり分析できた。(話が早い)

 

 

それは一言でいうと、「彼ら(主人公たち)は片割れに出会えたのに私は一生出会えないと本能レベルで感じた」から。

 

 

私が意図せず死ぬとき、誰も時空を飛んで助けにはこないし、道を歩いていても私を見出してハッとしてくれる人なんていない。私をあんなふうに求めて山道を走ってくる人はいない。私のために村の運命を変えてくれる人なんていない。ということが妙に怖かった。

 

 

だってヒロイン死ぬんだもん…。死んだのに、愛の力でそれを回避したんだもん。でももし私が今隕石にぶつかって死んだら、誰も助けにこないじゃん。

 

 

なんかあの映画は、見ると結婚したくなると言われているらしい。いいなあ、みんな相手がいてw

私はあの映画の後半からもう「私は今隕石が落ちてきたら独りで死ぬんだ」という考えに支配されてそのあと2時間ほどリアルに吐き気と戦ったよ(だからなに)

 

 

でもこの話をしたら、「それはいくらなんでも見方が歪みすぎ」と言われた。確かに、私のこの感想ってストーリーとかあんま関係なくて、なんで入れ替わったのかとか、どうして相手が瀧くんだったのか、あの先輩はなんだったのかとかそういうのどうでもよくて、ただ

 

「圧倒的なつながりを感じられる運命の人的な存在」が自分には一生やってこないという事実だけ衝撃的に迫ってきたというのは、

 

ひとえに自分のコンプレックスによるものに違いない。

 

 

ただこれはね、私が卑屈で「私のことを好きになってくれる人なんていない」と思い込んでいるだけとも言い切れないと思う。

 

だって、「この人と一生連れ添いたい」と思える人が現れたとして、それと、あそこまで圧倒的なつながりを感じられるかどうかは別問題。あそこまで圧倒的につながるために必要なものは、時間とか性格の一致とか愛情の深さではなく、

 

 

多少のおめでたい思考回路がないと無理だと思うんです。

この人だ、この人しかいない、この人が自分の片割れなんだと無心で信じられる、思い込める、そんな精神力が必要だし、しかもそれをふたりとも持ち合わせている必要がある。

 

 

まああれはフィクションだから、かれらは別におめでたかったわけではなく、私たちの知らない何かで結ばれていたわけだけれど、

 

 

要するにああいう結びつきは現実では上記の条件が揃わない限り基本的には起こらない。そんな当たり前のことが、あの映画が美しすぎたせいでえらく悲しく感じたんですよね。

 

 

そういえば今日「君の名は 鬱」で検索して引っかかったはてブが面白かったのでリンク貼っておく。

chomosh.hatenablog.com

主張はこのひと段落に集約されていた。

忘れないように手のひらに名前を書きあおうって流れの中で「すきだ」って書くの完全にサイコパスだし、3年の時間差があることをネット上の日記書いてて気づかないのはどんだけ画面を見てなかったんだとか、そういうのですよ。別にね、都合のいい展開が嫌いなわけじゃないですよ。でも、彼らは本当に物語にとって都合のいいところだけ忘れるし、やってることがアホ丸出しなのになんだかんだ成功してしまうのを見ると、「やっぱりイケメンと美少女ってすげえんだなあ」とかそういう感想になってしまうよ。穿ったオタクとしてはさ。

目線が男性なので私の意見とだいぶ切り口は違うんですけど、自分のコンプレックスが浮き彫りになって鬱になったという流れは一致。

 

あ、なんかこのブログだけ見ると勘違いされてしまいそうなんですが、私はこの映画本当にすばらしい作品だと思いましたし映像も風景も全てが美しくてついにジブリを超える作品に出会ったのかって(私なんかが評価するのもおこがましいですが)思ったんです。

 

ただ、自分のコンプレックスが強すぎて劇薬だったという。

景色の美しさも、とにかくありもしない思い出を思い出しそうになるのがこわくてですね。

 

 

あ、あと最後に一点。全く別のことでもすごく鬱になったんです。

 

それは、こんなすごい作品を作れる人がいて、声優さんもRADも最強にすごくて、作画もすごくてストーリーも演出もすごくて、

 

 

私はなんてちっぽけなんだろうとw

 

 

 

ほんとそんな偉人たちと自分比べるなよ、かえって失礼だろ、って話なんですけど、一応クリエイティブのすみっこにいる身として、あまりに巨大な才能を前に立ちすくんでしまった

 

 

私は一生、客席で圧倒される側にいて、舞台の上からの景色は見れないんだなって、思い知ったというか。私はアニメーションを書いているわけではないんですが、あまりに圧倒的だったので、なんだかとても悲しかった。ジャンルを問わず、自分の努力やビジョンの延長線上にあんな人の心を揺さぶる何かが見えてこない。想い描くことすらできない。

 

 

昔は、夢を見れたものですが。今はただ、膝をつくのみ。