それでも恋するノリコ

恋愛ブログではありません!

前から思ってたけど毒舌と悪口って違わない?

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こんにちは。

記憶のある限りかなり長い間「毒舌だね」と言われながら生きてきました。

しかし私は自身が毒舌であるという自覚を一切抱いていませんでした。むしろ「裏表ない正直者」くらいの自覚で生きてきました。

 

いつ頃からかと言われると定かではありませんが、おそらく25を超えたあたりか、それすなわち社会人になった頃に、ようやく

「毒舌は社会で歓迎されない」

ということに気づき、オブラートに包むということを覚えました。

 

しかし繰り返し言いたい。

毒舌な人を一概に怖い人と思わないでいただきたい。毒舌と悪口って普通に考えて全然ちがくないか!?

毒舌を自称している私が言ってもなんの説得力もないというか言い訳にしか聞こえないというかその通りなのですが、それでも今回はまことに僭越ながら、この話をもう少し具体的にご説明差し上げたく…

 

 

私が思うに、毒舌な人というのは、ただ単に「単刀直入なだけ」という場合が多いと思います。

たとえば…

 

 

「Aさんは話し方がばかっぽい」

 

と言ったら、どう聞こえますか。毒舌だなと思いますか。確かに…毒舌です…。

中にはこれを聞いたら、「この人はAさんをばかにしている」と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

でも考えてみてください。

「話し方がばかっぽい」というのは

「Aさんはばか」と言っているわけでも

「Aさんは話し方がばかっぽいから嫌い」と言っているわけでもないと思いませんか!

 

オブラートに包むよう試みるとこんな感じになるでしょうか・・?

「Aさんは滑舌がどちらかというと悪いから、話し方に特徴があるんだよね」

「Aさんは舌ったらずっぽい話し方がかわいい!」

「Aさんは思いついたことを矢継ぎ早に話すからほんとその場が賑やかになる!」

 

逆に悪意を感じるのはわたしだけでしょうか。。。

もっと上手に包める人に例文を伺いたいくらいだ!

 

こうなってくると、そもそも「Aさんの話し方がばかっぽい」という情報を伝える必要はない!となってくると思いますが、もし本当に本当にまじで必要ないのならそれでいいのですが、もし

 

「話し方に特徴があるなと思ったけれど、それを伝えようとするとどうしても角が立つので、結局黙っていた」

 

ということなのであれば「角が立ちそうなことは全部黙っておこう」ということなかれ主義にすぎず、それはそれで支持したい考え方ですが、人類全員にそれを強要するのはちょっと違うかなという感じもして。

 

とにかく、「Aさんの話し方」を端的に伝えようとしたときに、「ばかっぽい」という形容句がもっとも伝えやすかったというだけでそこに悪意はまったくないんです。

 

私が思う悪口っていうのはこんな感じですよ。

「Aさんはくさい」

「Aさんはハゲ」

私の基準では、「主観が入らず客観的要素を指摘したら悪口」に聞こえます。

 

「Aさんはバカ」

のように主観が入る場合は、文脈次第ですね。

よく彼氏が彼女のこと「あいつまじでばかだからさー」なんて言っているのを聞きますが、普通にノロケなので。

 

 

しかしこんな私にも学びがあって、「5割以上の人が誤解を抱きそうであれば言わない」「なるべくクッションのフレーズを入れる」といった対策を取るようになってきました。

悪口のつもりなくても悪口に聞こえてしまったら、最終的に損するのは自分だということに加齢とともに学んでいくわけですね。

 

 

あと愚痴と悪口も一応違いますよね。

愚痴は、その人が好きだから、もしくは関心があるから生まれるものであって、必ずしも悪口でないことも多いと思います。(それこそ恋人の愚痴とか)

 

ちなみに、私にはマチコという親しい友人がいるのですが、別の友人Cに

「マチコはほんとにおっちょこちょいだから〜〜(エピソード)」

と愚痴っていたら

「あんなに仲良いのにこんな悪口言うなんて、こわ〜い!」

と言われたことがありまして。

 

えっ!確かにマチコの「愚痴」を話していたけど全然「悪口」のつもりなかった!

と心底びっくりしまして。

 

それをマチコに伝えたところ

 

「それはそうだよ。私は、ノリコの良いところは誰にでも言うけど、ノリコの愚痴はノリコより親しい人にしか言わない。つまり妹にしか言わない。

だって、私はノリコのことを知り尽くした上でノリコの愚痴を言えるけど、聴き手にはその前提がない。ノリコのことを知らない人にノリコの愚痴を言ったら、誤解される恐れがある。私はノリコのことを少しでも誤解されたくない」

と…

 

私は本当に目から鱗でした。

割とでかい声で「思慮ぶかっ!思慮ぶかっ!!」と2回叫びました。

心底マチコを尊敬した瞬間でしたね。

 

 

とにかくこんな紆余曲折を経て私は日々「コミュニケーションとはなにか」ということを考えてきたのです。良い友人に助けられながらも、少しは仁義ある道を歩けていると良いのですが。

私の研究は続く…

 

 

ではまた!