それでも恋するノリコ

恋愛ブログではありません!

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9月ももう終わる。

妊娠アプリが「出産まで残り100days」と報せてきてなんとも言えない気持ちになる。

胎動はもう当たり前に感じる日々で、だんだんと重くなるおなかを抱えてペチペチとガニ股で歩くのにも慣れてきた。

彼との暮らしももうじき半年になるわけだが、ある程度板についてきて落ち着いた日常を過ごしている。

 

そういうときだからこそ、だろうか。

ふとした瞬間に過去のことを考える。

 

当時好きだった彼を交えたグループで朝まで飲み明かしたときの新宿のネオン

へ〜歌がうまいんだねと言ってくれたゴールデン街のママ

ふと思い立ってひとりで沖縄へ飛んで眺めた海

他のことは全部放り投げて2ヶ月毎日英語の勉強に没頭してとったTOEIC900

普段使いをするには難しい素材・デザインだけど一目惚れしてしまったからと高いお金を出して買ったかわいいブラウス

これらは自由すぎた学生時代の思い出だ

 

さらに遡ることもある

汗がしたたるのも気にせず放課後に飽きもせず何時間も円陣バレーをしたこと

結果的に家族揃っての最後の旅行となったモーレア島旅行

学校の定期テストで出題されたものの手も足もでなかった東大文系の数学の過去問

親が予約しておいてくれたものの実際は缶詰のフルーツばかりがはさまった冴えないクリスマスケーキ

 

どれも当たり前に二度と戻れない日々で

当時はそれなりに等身大の悩みを抱えてはいただろうけど

思い出はいつもきれいなんだ

 

ただただ体調の優れない妊婦期間

理不尽に思えたあの人の言葉

見通しの悪いトンネルの中にぽつねんと取り残されたような不安感

きっといつか輝き出す

 

怖がるにせよ楽しむにせよ

前方にしか道はないのだから行くしかない

どのみち“現在のベスト”を模索するしかできないのが人生なのだから

不確定要素をいくつもあげつらって無限の可能性を検討していくよりも

なるべくシンプルに物事を考えようと思った日曜の午前でした