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英語面接の思い出

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これまでに英語面接を3回受けたことがあるんですけど、それぞれがすごく深く記憶に刻まれているのでちょっと書いてみようかな。

何か書きたいなあと思って苦し紛れにこの題材を選んだだけなので、特に有益な情報はないと思うんですけど、ただの思い出ね。

 

英語面接って、受ける機会がある人とない人はぱっくり分かれそうだけど、外資系ではなかなか避けては通れないですよね。

わたしはインターンシップで一回、就活で一回、転職活動で一回受けました。

自分のスペックとしては

・海外留学経験なし
・英文系の学部を出ているわけではない
・もちろん両親ともに日本人
・幼少期から英語教育を受けていて…とかもなし

何が言いたいかというと、わたしの英語力は完全に受験英語だけで培ったものなので、コミュニケーション向けの英語は特に訓練する機会がありませんでした。TOEICは机上の勉強だけで900とりました(W・Sは未受験)。

 

CASE1:外資系企業のインターン

特に伏せる必要がないと思うので書くけれども、初めて英語面接を受けたのはアドビのインターンシップでした。そして結論からいうとこれは通過しました。

 

応募への返信がすでに英文メール。一次面接が人事面接で、面接官は人事マネージャー(外国人)と人事担当者(日本人)の2人でした。

日本で働いている以上この外国人の方も日本語は堪能なはずなのですが、面接は普通に英語で始まりました。そして精神的に心の拠り所であったはずの日本人の方ですが、超がつくバイリンガル(わたしからしたら実質ネイティブ)でした。

なんだろう、わたしだけかわからないですけど、外国人相手にたどたどしい英語を披露するより、ほぼネイティブの日本人の前でたどたどしい英語を披露するほうが精神的につらい笑

しかしこの「ネイティブのような日本人」というのはこの先の英語面接で毎回登場したので、外資系にはこういう人たちが働いているのか…という新鮮な驚きに変わりました。

前述の通りわたしはコミュニケーションとしての英語をまったく習得できていないので結構ひどいものがあったと思いますが、オーソドックスな想定問答は回答を作っていったし、おふたりともこちらの英語を一生懸命理解しようというスタンスで話してくださったので、割とつつがなく終わりました。

 

ちなみにこのサマーインターンの内容は、営業チームのアシスタント部でのサポート業務でした。ものすごく平たく言うと雑用です(もちろん悪い意味ではない)。

ボスが外国人なのでそのコミュニケーションのために最低限の英語力が求められていたのかな?多分。

 

二次面接はアシスタント部のマネージャーがいらして、こちらは日本人で日本語面接だったので天国のように感じました笑

ここで2カ月のインターンシップをさせていただき、外資企業の雰囲気を知ることができたのはとても学びになりました。まあなんというか外資系企業は……よく言われることですけど本当にドライです。良くも悪くも。集団ではなくインディビジュアル。合う・合わないはかなり分かれると思いますね。

 

あと最終日に、一年分のCreative Cloudのアカウントをプレゼントしてくれました。これは嬉しいよ。

 

CASE2:日系企業の英語を使うポジションの新卒採用

これほんと思い出したくない(笑)。

広告制作プロダクションであるAOI Pro.です。ポジションはグローバルプロダクションマネージャーで、内容はサイトから引用すると

「グローバルビジネス部」とは、主に外資系クライアント・広告会社等を対象に日常的に外国語を使いながら制作進行管理を行う部署。「制作部」との違いは、制作過程において海外や外国人スタッフとのコミュニケーションを要することです。あらゆる国の文化の違いを理解し、柔軟に対応する能力と高度な英語力(TOEIC900点以上が目安)が求められます。具体的な仕事パターンは3つあります。

①海外スタッフ(監督、カメラマン、キャストなど)を起用する場合に、そのスタッフの提案・契約・アテンドなどの業務を行う。

②日本のスタッフが海外で撮影をする場合、現地のコーディネーターと連携してスタッフをアテンドする。

③海外スタッフが日本で撮影する際のコーディネート業務(手配・調整等)を行う。

こういうもの。これは、一次面接で落ちました。

グループ面接だったのですが、予告なく英語質問が飛んできたので豆鉄砲を食らった鳩みたいな顔していたと思いますわたし(笑)。

しかも一緒に受けていたみなさんが全員ハーフでまあ堪能なこと! 帰り道に落ち込んでいたらその中のひとりに「でもゆっくりの英語で聞き取りやすかったですよ?」となぐさめられました。いやつらすぎるだろ。

やりたい仕事をするために英語を使うならいいけど、英語を使う仕事がしたいのだったらもっと猛勉強が必要だと理解しました。というかこの2つを混同していたので、別々に考えることができたのはひとつの収穫でした。

 

CASE3:グローバルな事業をおこなう日系企業中途採用

こちらもメールから英文でした。人事は外国人と日本人のふたり体制。

面接官は配属予定部署のボスとマネージャーで、それぞれ外国人と日本人でした。日本人の方も非常に英語が堪能で、ふたりは普通に英語で会話していました。

「面接は英語と日本語でおこなわれます」との案内でしたが、本当にそのまんまで、前半30分が英語で、後半30分が日本語でした。前半はふたりから質問され、後半は日本人の方から質問されました。外国人の方は日本語が得意でないということで、後半のほうはまったく聞いているようすがありませんでした。

英語面接について、用意していた想定問答は大丈夫でしたが、やはり中途採用ということもあり今回はスキルについてや過去作品について少し踏み込んだ質問があり、そういうときは英語がかなり足を引っ張りました。2つくらいの質問については許可をとって日本語で回答させていただいたくらい。

でも本当におふたりとも、しっかり耳をかたむけてくださって、こちらも頑張って伝えようという強い意思を最後までもつことができました…。

もし、「何言ってんだこいつ…?」って顔されたら心折れていたと思います(笑)

この結果はおいおい。

 

英語が堪能でなくても英語面接は受けられる

英語で質問されて英語で答える…。個人的には英検の面接以外こんな機会は全然なくて、毎回本当に心底「どうしよう…」という気持ちで面接に向かいます。

わたしはリスニングがなぜか得意なので、とりあえず何を言っているか、聞かれているかは問題なく理解できるというところが最大の救いです。あとはなんとかして答えるだけです。

どうやって答えるかというと、想定問答です。

面接でよく聞かれる質問リストを日本語で作り、その答えを英語で作っておきます。そしてこれを覚えようとします。

わたしはぶっちゃけ、覚えられないのですが、「覚えようとした」くらいのほうが自然な英語になるので、いつもうろ覚えでいきます(冗談みたいだけど、丸暗記すると本当に朗読みたいになる)。

このときの英作文の切り貼りで、質問の7割くらいには答えられます。

残りの3割はもう気合いで乗り切ります。

もし質問の意味がわからなかったら"Sorry, I coudn't understand."とか、うまく説明できない!と思ったら"Could I answer in Japanese? I'm afraid but it's very difficult for me to explain in English."とか、さっさと言ってしまったほうがよいと思います。しどろもどろになっている時間に面接官と自分の間に流れる空気は本当にしんどいです(笑)。

 

ちなみに、3回の面接のうち2回で"How did you study English?"と聞かれました。わたしがしどろもどろすぎるせいか、よくある質問なのかわかりませんが、"By myself"と答えると必ず"Wow, nice!"的な、フレンドリーなリアクションをもらえます。

よくも悪くも「どうりでたどたどしいと思った」という感想を与えているとは思うのですが、「自助努力できる人なんだな」という印象もまた与えられているのではないかな?と思います。多分…

 

演奏もそうですけど、自信がなくても堂々としていることが肝要だなと思います。結構小心者なので始まるまではめちゃくちゃドキドキしているのですが、始まったらもう「ええいままなれ!」精神でニコニコしているようにしています。

英語をメインで使う仕事の場合はシビアに英語力が見られると思いますが、「業務自体に英語は関係ないが会社都合で英語を使う機会がある」くらいのポジションであれば、「最低限のコミュニケーションが英語でとれるか」を確認しているだけにすぎません。

とにかく落ち着いて質問を理解し、返事は簡単な単語をつなげるだけでも「伝えたいことを伝える」ことに注力すればオーケーだと思います。

最後は人懐っこい笑顔で"Thank you very much!"と言っておきましょう。終わりよければすべてよし的な雰囲気にもっていくことができます(本当か)。

 

英語全然自信ないのに英語面接受けることになっちゃたよ…という方の参考になれば。