利己的に生きているような自覚をもっていても、ふと冷静にまわりを見渡していると「全然好きじゃないもの」に囲まれて生きていることに気づくことがある。
経済的な理由で引き受けた仕事。
ついつい続話をみてしまう海外ドラマ。
誘われるがまま赴く会合。
逆に、大好きだけど、体重管理ができていないからとドクターに禁止される甘いものたち。
選んできたつもりなのに、正しく選べていない。
もしかしたら、一人の暮らしよりも二人の暮らしの方がいろんなことが煩雑になって
何を大切にしたいのか見えにくくなっているのかもしれない。
加えて、妊娠後期の眠さ、だるさ、ぼーーーっとするの3重苦で、とにかくあらゆることへの感度が落ちているというのもある。
少しでもぼーっとしている間に時間は矢のようにすぎていって
おとといも昨日もあっという間に終わってしまった。
そうして、どうしようどうしようと思っているうちに自分はどんどん年をとっていく。全然好きじゃないものに囲まれながら。
冬の好きなものについて思い出してみる
くっついて寝る猫
コンデンスミルクを入れたホットティー
クリスマスケーキとプレゼント
寒空の下恋人とくっついて歩くこと
雪
どれもいい。
今年は東京から出られないから、都内で雪が見れたら嬉しいなあ。クリスマスプレゼントはねだれる立場でもないから、でもクリスマスケーキは予約してもいいかな?って、聞いてみよう。
正直、今なら1ホール全部食べられると思うんだ私。
好きをもっと集めないと。
好きをもっと集めないと。